コラム

「速く!」の行きつく先

“東海道新幹線の最高時速が285キロにー。”

今朝の新聞でそんな文言が目に留まりました。

「敷かれたレールの情報をあらかじめ車両にインプットし、

カーブが近づくと自動的に車体が内側に少し傾斜するように改良した結果、

最高速を15キロアップすることができた」とのこと。

(すこしちがったらすみません・・・)

そうなんだ、と思ったのは、

今回の新幹線のスピードアップは、車体のモデルチェンジではなく、

“既に敷かれたレールの上しか走らない”鉄道の特性を

生かしたがゆえの 結果だということです。

どこが上り坂でどこが下り坂なのか、どこでカーブするのか、

それがすべて分かっているから、管理する側の計算通りに 「速さ」を実現できるのです。

 

子どもの学力向上に、この手の「速さ」は危険を伴います。

学年を超えた”速い”学習、計算が”速い”子をほめそやす風潮、それは、

試行錯誤してこそ身に着く学習体力と学ぶ過程の楽しさを奪います。

“答えに速くたどり着くこと”こそ大事だと思うようになると、

すぐには解法が見えない問題、いわばレールが敷かれていない問いには、

立ち向かわなくなります。

そして、いつしか

立ち向かえなくなります。

 

「速く!」の行きつく先は、 「この問題、面倒くさい・・・この問題ムリ・・・」です。

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